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実践編P.79 フックの拘束条件とLISAによる解析
まずはフック単体での解析です。
フック単体のSTLファイルをLISAに読み込みます。
その後の手順はムービー通りです。フック背面を拘束して、フック先端部に荷重をかけます。
次に壁を考慮したフックの解析です。
フックと壁のSTLファイルをLISAに読み込みます。フックと壁をくっつけたひとつのパートです。
その後の手順は以下のムービー通りです。フックと壁に別々の材料定数を設定しています。壁背面を拘束して、フック先端部に荷重をかけます。
フックと壁はひとつの部品として解析しているので、隙間はできませんが、フック上部が剥離するように持ち上がり、フック下部が壁にめり込むように変形していることがわかります。変形量や応力分布をフック単体と比べてみてください。
自然に考えて、このようなフックは上部に隙間が開き、下部が壁にめり込むみます。隙間が開くことがわかっていれば、その部分の節点を切り離しておけば、変形図に隙間が再現できます。同じ座標値を持ちながら、別の節点で、それぞれの節点をフック、壁の要素の使用節点とします。
そうすれば左図のような自然な変形図が描けます。
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